ヒップホップ数珠繋ぎは編集長で元DJの銀河がおすすめの音楽を気まぐれで紹介するコーナーです。「温故知新」をキーワードにサンプリングの元ネタ、ヒップホップの歴史や文化を発信していきます。
今回はMariah Careyのシングル『Someday』です。関連楽曲なんかも合わせて紹介しているので、お気に入りの楽曲、元ネタやサンプリングの経緯、ヒップホップの歴史や文化に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
Someday / Mariah Carey
楽曲詳細
タイトル | Someday |
アーティスト | Mariah Carey |
プロデュース | Ric Wake |
収録アルバム | Mariah Carey |
リリース | 1990 |
レビューと解説
1stアルバム『Mariah Carey』からの3rdシングルで、全米シングルチャート1位(2週)のヒット曲です。これによりデビューアルバムからのシングルは3曲全て全米1位、デビューから3曲連続全米1位を記録しており、最終的には2ndアルバムからの『Emotions』までの5曲連続1位という史上最多記録を打ち立てます。
- Vision of Love
- Love Takes Time
- Someday
- I Don’t Wanna Cry
- Emotions
New Jack Swing好きにもオススメな跳ね系ビートの中で「いつか……いつかあなたが捨てた女が理想の女だったって気付くのよ。元サヤに戻ろうなんて甘い考えはやめてよね。」と強気に歌っています。
甘くソウルフルに歌い上げるバラードも好きですが、初期に多いこういうマライアも好きです。
- “7オクターブの音域を持つ歌姫”のデビュー!Mariah Careyの処女作は最高傑作との呼び声も高い名盤
- 圧倒的歌唱力!『Emotions』でMariah Careyが5オクターブの音域をホイッスルボイスで披露
関連作品紹介
Somedayが収録されているアルバム
Mariah Carey / Mariah Carey

“ 7オクターブの音域を持つ歌姫 ” のキャッチコピーで突如現れた若干20歳の女性シンガーによるデビューアルバム。細かく言うと実際は5オクターブだと言われますが、それでも凄いのでそこはどうでもいい。
男性並みの低音から「ホイッスルボイス」と呼ばれる超高音域まで広がる音域と圧倒的な歌唱力、加えて173cmの長身に10頭身の抜群のスタイルでおまけに美人ですからね。当時世間はものすごい衝撃に包まれたでしょう。
「また鳴り物入りのアイドルが出てきたよー」なんて思っていたら腰を抜かすであろうアルバム全体でのクオリティ。人によっては今でも最高傑作はこのデビュー作と言う人も少なくない名盤ですよ。
全曲必聴です。
- Vision Of Love
- There’s Got To Be A Way
- I Don’t Wanna Cry
- Someday
- Vanishing
- All In Your Mind
- Alone In Love
- You Need Me
- Sent From Up Above
- Prisoner
- Love Takes Time
リミックス
Someday (New “7” Jack Swing Remix)
YouTubeには公式的にはオリジナルバージョンではなく、こちらが上げられていますね。Madonna(マドンナ)の代表曲『Vogue』のプロデューサーとして知られるShep Pettibone(シェップ・ペティボーン)によるリミックスです。
ちなみにビデオにはバケツを叩くパフォーマンスで有名なLarry Wright(ラリー・ライト)が出演しています。
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