ウェッサイクラシック！Snoop Doggの極上レイドバックチューン『Ain’t No Fun』関連楽曲まとめ

ヒップホップ数珠繋ぎは編集長で元DJの銀河がおすすめの音楽を気まぐれで紹介するコーナーです。「温故知新」をキーワードにサンプリングの元ネタ、ヒップホップの歴史や文化を発信していきます。

今回はSnoop Doggy Doggのシングル『Ain’t No Fun』です。関連楽曲なんかも合わせて紹介しているので、お気に入りの楽曲、元ネタやサンプリングの経緯、ヒップホップの歴史や文化に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

Ain’t No Fun / Snoop Doggy Dogg feat. Nate Dogg, Kurupt & Warren G

楽曲詳細

タイトル	Ain’t No Fun (If I Homies Can’t Get None)
アーティスト	Snoop Doggy Dogg feat. Nate Dogg, Kurupt & Warren G
プロデューサー	Dr. Dre
収録アルバム	Doggy Style
リリース	1993

レビューと解説

現在でも第一線で活躍し続ける、Hip Hopが産んだ最大級のアイコンSnoop Dogg（スヌープ・ドッグ）の、初期代表作にしてド定番超王道ウェッサイG-Funkクラシックです。これを知らずしてWest CoastのHip Hopは語れないでしょう。

Hip Hopファンには今更説明不要ではありますが、Snoop DoggがまだSnoop Doggy Dogg（スヌープ・ドギー・ドッグ）と名乗っていた頃の1stアルバム『Doggy Style』に収録されています。レイドバックしたメロウチューンながら、ブリブリのシンセベースが鳴り響くトラック上でNate Dogg（ネイト・ドッグ）、Kurupt（クラプト）、Warren G（ウォーレン・G）と超トップクラスのメンバーによるマイクリレーが圧巻です。

頭から歌いまくるNate Dogg、そこからのKuruptの切り込みも素晴らしいですが、個人的にはど頭のパンチライン「Guess Who’s Back in the Motherfuckin’ House With a Fat Dick for Your Motherfuckin’ Mouth」から始まるSnoopのバースが好き過ぎます。

関連作品紹介

Ain’t No Funが収録されているアルバム

Doggy Style / Snoop Doggy Dogg

サンプリングした曲・元ネタ

A Few More Kisses To Go / Isaac Hayes

Redman（レッド・マン）の『 Tonight’s Da Night 』やBig L（ビッグ・L）の『 Platinum Plus 』の元ネタとしても有名なIsaac Hayes（アイザック・ヘイズ）のスウィートなメロウファンクをサンプリング。

サンプリングされた曲

Heartbreaker (Remix) / Mariah Carey feat. Da Brat & Missy Elliott

7thアルバム『Rainbow』からの1stシングル曲である『Heartbreaker』のリミックス。ゲストのDa Brat（ダ・ブラット）、Missy Eliott（ミッシー・エリオット）もAin’t No Funのフレーズも所々で引用し援護射撃。

PVには本家からSnoop Doggも参加しています。

• ブラックミュージックファンにもお勧め！Mariah Careyの『Rainbow』はHip Hop色がさらに強めに
• Mariah CareyがJay-Zを迎えたシングル『Heartbreaker』で14曲目の全米1位を獲得
• Mariah CareyがHeartbreakerのリミックスでSnoopのAin’t No Funをモロ使い！

Ain’t No Fun part 2 / The Dove Shack

Snoopと同郷ロングビーチのGトリオThe Dove Shack（ザ・ダブ・シャック）によるAin’t No Finモロ使いのナンバー。

535% / Mac Mall feat. Dubee & Sleep Dank

No Fun / T.G.T.

Ain’t No Fun / WC

I Can’t Lose / Mark Ronson feat. Keyone Starr

Number One / Tuxedo